【佐野流】「市場環境の激変で、従来通りの手法では生き残れません」佐野清勝語録
- 2021/3/10
- 佐野清勝語録
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競争が激化する中、大企業は規模の経済を活かした大量仕入、最新設備やAIなどの最新テクノロジーで、新製品を低コストで世に出しています。
モノや情報が溢れ、便利なモノやおいしいモノが、安価で簡単に手に入るようになり、消費者の見る目は向上し、ニーズは多様化しています。
そのような中、小さな会社では、従来通りの手法、具体的には闇雲な営業活動、安売りチラシ配布による値引き販売、低価格による顧客の獲得を繰り返しているケースが多いのが現状です。
小さな会社は、大手企業のように大量に販売していないため、利益の【額】では稼げません。
少ない量しか売れない小さな企業は、1個1個の利益の【率】で稼がないと、固定費を賄えず、収益は向上しないのです。
つまり、単価を上げて【高利益率】で勝負するしかありません。
このメカニズムを理解せずに、低価格や値引き販売を続けてしまい、業績悪化の一途をたどっている会社は少なくありません。
小さな会社が生き残るためには、徹底した差別化により自社ブランドを確立することです。
価格ではなく、自社の価値で、お客様に選んでもらわなければなりません。
そのためには、①顧客に受け入れられる②他社と違うものを見つけ、それを発信して選んでもらうしかないのです。
この2つを満たすものが【価値】であり、この価値こそが【ブランド】です。
小さな会社の生き残る道は、自社ブランドを確立し、お客様に喜んでもらって、しっかりと利益を出す体質にすることなのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。