「お客様がお店を選ぶポイントは○○が食べたい」(飲食店の先味・中味・後味)

日本橋界隈で人気の行列店、「つじ半」「 天丼 金子半之助」の姉妹店で、名物の天ばら丼を食べる。
お店の規模はカウンター9席、テーブル15席の24席。
お店は小さな間口で、お昼時は行列が出来ており、お店の先味(第一印象)は良かったです。
テーブル席は相席で使われており、並んでいる時に注文を取ってくれるので、座ってすぐに商品が提供されました。
名物の天ばら丼(980円税込)とは、ひと口大の具材をひとつひとつ揚げている天丼のことです。
天ばら丼の具材は海老、いか、小柱、しし唐、舞茸、半熟玉子。
具材はとても丁寧に揚げられており、タレは甘辛くしっかりとした味で、とてもボリュームがあり美味しかったです。
面白かったのはご飯の上に刻んだ生姜が乗っており、食べながらのアクセントとしては、とても良かったです。

・佐野の視点
24席と小さなお店で、働いているスタッフは8人。
8人のスタッフはきちんと役割分担が明確で、てきぱきとした動きで、お店の居心地(お店の中味)はとても良かったです。
繁盛店はきちんと人材に投資(教育)しています。
天ばら丼を名物にしようと2014年6月25日に開店したお店で、天ばら丼の出数が約25%、天丼(松、竹、梅)の出数が約75%。
名物商品にするならば、出数は約40%です。
天ばら丼と天丼を比較すると、先味は具材の見た目で天丼、後味も具材の大きさ、食べた後の満足感で天丼の方が良いと思います。
名物商品を開発する難しさを感じたお店でした。

・天丼 金子屋 赤坂店
東京都港区赤坂2-9-2松田ビル1F

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

天ばら丼です。

天ばら丼(赤坂)

佐野清勝

佐野清勝飲食業コンサルタント

投稿者プロフィール

◆現場主義のコンサルタント
・飲食店繁盛のキーワードは【先味、中味、後味】。
・具体性のないコンサルティングではなく、現場に密着したコンサルティングをすることで、お店の課題、会社の課題に応じた、的確なアドバイスをします。
・双方向のコミュニケーションをしつこくしながらアドバイスをします。
・時には、厳しいことを言いますがご容赦ください。

◆モットー
・コンサルティングをしている経験値で、うわべだけで聴いている人は80%、頭に知識を詰め込む人は15%、心に落とし込んで具体的に行動する人は5%です。
その中で、具体的に行動を習慣化できる人を応援し、成功させたい。

◆得意分野は
・現場のホールサービス改善コンサルティング
・現場に密着した再生支援コンサルティング 
・企画から開業までをコーディネーターする新規開業コンサルティング 
・働く人の定着率がアップする、人事制度の構築と運用コンサルティング
・密着顧問コンサルティング

◆将来の夢
・飲食業界の社会的地位の向上を図ることです。
他業種と比べ下にみられることが多いので、業界全体のレベルアップを図り、いずれは金融業界などと同等の社会的地位にしていきたいです。
そのためにも飲食業界に携わる個々の意識改革を行っていきたいです。

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