「減価償却と資金繰りの関係とキャッシュを生む経営」佐野清勝語録

  • 2015/11/27
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語録写真4

設備機械や車両等の固定資産は時間の経過につれて、その価値が下がります。
その目減り分を経費扱いして計上しているのが減価償却費です。
購入時に代金を支払うと、その後は支払いがゼロになり、経費計上分だけお金が残ることになります。
反面、設備投資等を借入金で賄うと、減価償却費と借入金の元金返済の二面性が発生します。
元金の約定償還=減価償却費ならば長期の資金余裕が出てきます。
キャッシュフローは、減価償却費+税引き後利益です。
資金不足を補うには支払い余裕をいかに維持するかです。
資金繰り表の「入金予定」はあくまで予定です。
「出金予定」はほぼ確定的に、いやむしろ、それ以上に出て行きます。
お金の収支予測で絶えず狂うのを経験されていると思います。
原因は売上=入金でもなく、費用=出金でもないからです。
「売上・利益を確保する」ことは大切なことですが、同時に「資金余裕」を持つことを優先させないと、資金不足はいつまでたっても改善されません。
「キャッシュを生む経営」を経営戦略として取り組んでください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

佐野清勝

佐野清勝飲食業コンサルタント

投稿者プロフィール

◆現場主義のコンサルタント
・飲食店繁盛のキーワードは【先味、中味、後味】。
・具体性のないコンサルティングではなく、現場に密着したコンサルティングをすることで、お店の課題、会社の課題に応じた、的確なアドバイスをします。
・双方向のコミュニケーションをしつこくしながらアドバイスをします。
・時には、厳しいことを言いますがご容赦ください。

◆モットー
・コンサルティングをしている経験値で、うわべだけで聴いている人は80%、頭に知識を詰め込む人は15%、心に落とし込んで具体的に行動する人は5%です。
その中で、具体的に行動を習慣化できる人を応援し、成功させたい。

◆得意分野は
・現場のホールサービス改善コンサルティング
・現場に密着した再生支援コンサルティング 
・企画から開業までをコーディネーターする新規開業コンサルティング 
・働く人の定着率がアップする、人事制度の構築と運用コンサルティング
・密着顧問コンサルティング

◆将来の夢
・飲食業界の社会的地位の向上を図ることです。
他業種と比べ下にみられることが多いので、業界全体のレベルアップを図り、いずれは金融業界などと同等の社会的地位にしていきたいです。
そのためにも飲食業界に携わる個々の意識改革を行っていきたいです。

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