「減価償却と資金繰りの関係とキャッシュを生む経営」佐野清勝語録
- 2015/11/27
- 佐野清勝語録
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設備機械や車両等の固定資産は時間の経過につれて、その価値が下がります。
その目減り分を経費扱いして計上しているのが減価償却費です。
購入時に代金を支払うと、その後は支払いがゼロになり、経費計上分だけお金が残ることになります。
反面、設備投資等を借入金で賄うと、減価償却費と借入金の元金返済の二面性が発生します。
元金の約定償還=減価償却費ならば長期の資金余裕が出てきます。
キャッシュフローは、減価償却費+税引き後利益です。
資金不足を補うには支払い余裕をいかに維持するかです。
資金繰り表の「入金予定」はあくまで予定です。
「出金予定」はほぼ確定的に、いやむしろ、それ以上に出て行きます。
お金の収支予測で絶えず狂うのを経験されていると思います。
原因は売上=入金でもなく、費用=出金でもないからです。
「売上・利益を確保する」ことは大切なことですが、同時に「資金余裕」を持つことを優先させないと、資金不足はいつまでたっても改善されません。
「キャッシュを生む経営」を経営戦略として取り組んでください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。