「売上-費用=利益は、損益計算書に基づいた利益計算です」佐野清勝語録
- 2015/11/29
- 佐野清勝語録
- 「売上-費用=利益は、損益計算書に基づいた利益計算です」佐野清勝語録 はコメントを受け付けていません

売った、買った、儲かった、しかし税金を払うお金はなし、という経験をされた方も多いかと思います。
これからの考え方は、現金重視の経営へのシフト(営業収支-投資金額=現金残高)です。
営業収支=営業活動によるキャッシュフロー。
投資金額=設備投資など投資活動によるキャッシュフロー。
営業収支-投資金額の現金残高がフリーキャッシュフローと呼ばれる重要な現金収支です。
このフリーキャッシュフローがマイナスだと借入金等で賄うことになります。
これを財務活動によるキャッシュフローと呼びます。
「儲かった」とはお金が残ったことです。
税務会計上の利益は、「調整」すればどうにでもなります。
しかし、現金・預金については金融機関からの残高証明書なる証書には、うそ、偽りはありません。
「利益」はごまかせても、現金・預金の残高はごまかすことが出来ません。
これからは貸借対照表(B/S)に出ている現金・預金を、毎月チェックしていただきたいです。
究極の資金繰り対策は、「自己資本の充実」であることを、念押ししておきます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。