【佐野流】「何の目的もなく、取引銀行の支店長が来社することはありません」佐野清勝語録
- 2017/5/9
- 佐野清勝語録
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取引銀行の支店長がアポイントも取らずにふいにやって来ることがあります。
「カレンダーをお持ちしました」「近くまで来たものですから」。
カレンダーを持ってきたりするのは支店長がしなければならないほど大きな仕事とは思えません。
支店長が来社した目的は別にあります。
銀行は二つの情報から融資の最終判断をしています。
数字で表せる情報(定量情報)。
経常利益、収益力、売上高と経費のバランス、内部留保と資金繰りなど。
数字で表せない情報(定性情報)。
会社が明るいか暗いか、整理整頓が行き届いているか、社員がイキイキと仕事をしているか、規律が保たれているかなど。
定量情報は決算書などを見ればわかりますが、定性情報は書類から読み取ることができないので、支店長自ら現場をチェックするわけです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。