【佐野流】「危機感の共有は、責任の押しつけにすぎません」佐野清勝語録

  • 2020/8/17
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「給与を減らして社員に危機感を持たせる」
たまにこう話す経営者がいます。
私はこういう経営者がもっとも失敗する経営者だと思っています。
「業界全体が危機的状況だ。いまふんばらないとうちの会社は危ないぞ」と言っている経営者、幹部社員がいます。
「一人ひとりが危機感を持って、意識を変えなければ、うちのお店はそのうちつぶされるぞ」
いずれも社員や部下を叱咤し、危機感をあおることで奮起させようという狙いです。
しかし危機感を共有しようと檄(げき)を飛ばす社長や上司を見て、社員や部下はこう思っています。
「こんな危機的な状況になっているのは、あなたのせいでしょう・・・」
会社における経営者や幹部社員の役割は、組織を正しい方向に向かわせることです。
だからこそ経営者や幹部社員には、一般社員とは違う裁量と権限が与えられているのです。
経営者や幹部社員が一般社員と共有すべきは、夢、理念、現場であり、危機感をあおることではありません。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

佐野清勝

佐野清勝飲食業コンサルタント

投稿者プロフィール

◆現場主義のコンサルタント
・飲食店繁盛のキーワードは【先味、中味、後味】。
・具体性のないコンサルティングではなく、現場に密着したコンサルティングをすることで、お店の課題、会社の課題に応じた、的確なアドバイスをします。
・双方向のコミュニケーションをしつこくしながらアドバイスをします。
・時には、厳しいことを言いますがご容赦ください。

◆モットー
・コンサルティングをしている経験値で、うわべだけで聴いている人は80%、頭に知識を詰め込む人は15%、心に落とし込んで具体的に行動する人は5%です。
その中で、具体的に行動を習慣化できる人を応援し、成功させたい。

◆得意分野は
・現場のホールサービス改善コンサルティング
・現場に密着した再生支援コンサルティング 
・企画から開業までをコーディネーターする新規開業コンサルティング 
・働く人の定着率がアップする、人事制度の構築と運用コンサルティング
・密着顧問コンサルティング

◆将来の夢
・飲食業界の社会的地位の向上を図ることです。
他業種と比べ下にみられることが多いので、業界全体のレベルアップを図り、いずれは金融業界などと同等の社会的地位にしていきたいです。
そのためにも飲食業界に携わる個々の意識改革を行っていきたいです。

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